過去にチーム内でリモート懇親会を企画しましたが、食材の調達や経費精算など手間が多すぎて断念せざるを得ませんでした。しかし、本当の理由は別にありました。実際に後ろ向きになっていたのは「しゃべりながら食べるのがつらい」ということでした。そこで、その問題を解決するための機材を紹介します。
そこで、私がこの1年かけて試行錯誤して辿り着いた飲み会参加の機材スタックを共有します。
オーディオインターフェイスは、マイクやギターの音をパソコンに取り込むアナログ・デジタル変換と、取り込んだ音を再生するデジタル・アナログ変換の機能を提供します。
私の場合、フルリモートで頻繁に会議をしているため、オーディオインターフェイスは必須の機材となりました。これがないと、入力時にノイズが乗ったり、出力時に音質が劣化してしまいます。また、レイテンシーが悪くなったり音がゆがんだり、最悪の場合はPCがフリーズすることもあります。
例としてSteinberg UR22Cを挙げます。音質やレイテンシーに優れており、多くの人に支持されています。
オンラインミーティングで使うためには、聞き取りやすいコンデンサーマイクが必要です。特に、マイクの振動板(ダイアフラム)のサイズによって音質が異なるため、利用シーンに合わせて使い分けることが大切です。
スモールダイアフラムは現実主義的でニュートラルな音色を提供し、ファシリテートに適しています。一方、ラージダイアフラムは浪漫主義的で音源をより大きく、愛らしいものに変換します。私はこれらを利用シーンに応じて使い分けています。
- | 説明 | 利用シーン |
---|---|---|
スモールダイアフラム | 現実主義。色のない、ニュートラルな音色を提供 | ファシリテート |
ラージダイアフラム | 浪漫主義。音源をより大きく、愛らしいものに変換 | 発表、音楽活動 |
なお、HHKB等の打鍵音が大きいキーボードを利用している方や仕事スペースと家庭スペースとの距離が近い方は、いずれにしてもスモールダイアフラムがお薦めです。スモールダイアフラムはマイクから口元を少しでもずらすと音が入力されずらくなくなるため、期待した音質を提供することが出来ます。
製品としてはShure Beta87Aは人気のある製品で、特にオンラインミーティングに適しています。マイクスタンドとマイクスポンジもセットで購入することをおすすめします。マイクの位置を固定し風よけを設置することで、安定した音質を実現できます。
食事を取りながら相手の話を聞くには通常のヘッドホンだと食べ物を咀嚼するのに苦労します。口を開けたり閉めたりする際、顎とともにヘッドホンが上下に動くため相手の声が聞き取りづらくなります。
耳の穴に接しない骨伝導ヘッドホンは、食べ物を咀嚼する際の顎の動きに左右されることがないです。テレワークのヘッドホン多用が外耳炎を引き起こしているという話もあるので、そういう意味で骨伝導ヘッドホンは健康を保つ上でも重要な機材となります。
また、使用していて分かったのですが、普段の食事の中でも使うことが出来るので、隙間時間に気軽にメディアに接しやすくなります。例えば、家族と一緒の部屋にいる中、食事を取りながらAWSのWebinarを聞くことができます。
製品としては業界を牽引しているAfterShokzのAeropexが人気です。今回はオーディオインターフェイスを利用しているので、音質をさらに高めるためにトランスリミッターと組み合わせましょう。
ソーシャルメディアでよく登場するビデオ画像は、表情アップの図(ず)が前面に押し出された絵が一般的ですが、地(じ)の表現が薄く解釈余地がないものが多いです。表情が豊かな方は良いのですが、全員がそういうわけではないので地(じ)の生活の部分に焦点を当てた方が実態に合っています。
例えば、対面での会話の中では身につけている服装や持ち物等のアトリビュートに焦点が当たりますよね。「その身につけているアクセサリーは何?」「机の上に置いてあるその本、面白そうだね」という会話を思い出してください。
そういう意味で広角レンズを搭載したアクションカムは望ましい選択です。今時のアクションカムは高解像で鮮やかに表現してくれますし、外にいなくても部屋の中で十分面白い絵になります。
アクションカムは何でも良いのですが、私は普段「撮れラン」で使っているSony HDR-AS3000をミーティングの際に使っています。
今回紹介した機材に出会うまで紆余曲折ありましたが、揃えてみて満足しています。
飲み会でなくても良いですが、機材を揃えた方でいろいろ試してみたい方は一緒に雑談してみませんか。60分雑談会というのを開催しているので、いつでもお気軽にお声がけください。
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